「彼が結婚したいと思う女になるためにすること」というタイトルで、動画に登場する女性が、男性のパートナーのために行うことが、3つ紹介された。 その後、「最高のパートナーを見つけよう」という言葉で広告は締めくくられている。 「実際のカップルが、お互いのためを思って日常的に行っている『思いやりのある仕草』を広告で表現している」と強調した。 英国の広告業界が作る自主規制組織「英国広告基準協議会(ASA)」は10月5日、苦情が寄せられた広告だけでは「広告をみた視聴者が誤解を生む可能性がある」と指摘。同社に対して、注意勧告を行なった。「広告で紹介されていた『男性パートナーを喜ばせるために、女性が家事をする』といった描写は、ジェンダーの固定概念や偏見を助長するものだと、視聴者が解釈する恐れがある」 「さらに、苦情が寄せられた広告には、同社が主張する『パートナー同士の思いやり』といった描写はない。女性のみが男性を喜ばせるためにすることが紹介されているだけで、相互的ではなかった」「また、広告のタイトルから、女性が男性に従属することで、良好な関係を維持できるという考えを印象付けかねない」 問題となった広告は、イギリスのトーク番組でも取り上げられ、物議を醸している。 ソーシャルメディアでは、「18世紀に逆戻りしたような広告だ」といった意見が見られた。現在、広告は削除されている。 独自の写真特集や、思わず共感してしまう体験談、著名人の最新情報から徹底的に掘り下げた調査報道までーー。「世界のイマ」がわかる話題をお届けします。

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