山田は、国内外で活動する画家の井田幸昌の個展に賛同する1人として、“芝居“についての思いをこう綴った。 《芝居をすることを演じると言うが、それは真逆である。 この世に目に見える形としては存在していない"その人"を想い、語り、下ろし、一体となる。そこに嘘は存在できない。台詞や動きではなく、思考であり、意思であり、答えであり、迷いでもある。芝居には答えがないのではなく、答えを決めてはいけないのだ。 人間なんてわかってたまるか 俳優 山田孝之》 と、深い考えを述べた。 展覧会の開催に先立って、渋谷には10月16日より広告ポスターが掲出されている。そのポスターには、井田の“絵”に対するメッセージがこう書かれている。 《アートがわからない。絵がわからない。

そんな言葉をよく耳にするけど、

画家だろうと絵なんてわからない。

アートや絵が何なのかなんて誰にもわからない。

わからなくて、当たり前。

わからないから、描いてる。

今も昔もこれからも、一生。

わかってしまったその日にはきっと描く理由を失うだろう。

わからないから、楽しいんだ。

絵なんてわかってたまるか》 「人間本当にわからない!分かるのは今の自分の感覚だけ。正しく同感です」 「終わりは見えませんね。本当、わかってたまるか」 「勉強になります」 「うわぁ〜、ふっかい。深いです」 「なんかわかる気がする…」 「心に染みました」 など共感する声であふれた。

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